なぜ?ヨガの効果と目的を解説!

初心者

ヨガの効果とは何か?

ヨガ(ヨーガ)は呼吸瞑想を基本に、全身を使った姿勢(アーサナ)を組み合わせて心身の健康を目的としたエクササイズのことです。つまり身体的な効果と心理的な効果の両方をもたらす総合的なエクササイズなのです。

ヨガの身体的効果

ヨガの身体的な効果は、柔軟性の向上筋力の増強バランスの改善などがあります。

ヨガのポーズや動作は、全身の筋肉を使い体の各部位をストレッチすることで血行をよくします。お風呂やサウナで外側から温まるのとは異なり、自分で筋肉を動かすことにより身体の内側から温めて柔軟性を高めやすくなります。

また、ポーズを保持することで筋力を鍛えることができます。さらに、バランスを必要とするポーズや動作を行うことで、身体のバランス感覚を向上させることができます。

ヨガを習慣化することによるメリットとしては、肩こりや倦怠感、頭痛、不眠症、冷え性、疲労感などの改善も期待ができます。体と心が繋がルコとことで自律神経バランスも整い、様々な効果が得られるのです。

ヨガは痩身効果があるというのは本当?

「痩せる」「ダイエット」「痩身」という言葉に興味がある人は、とても多いのではないでしょうか。

ヨガで痩せるかどうかといえば、「Yes!痩せる!」と言えましょう。ヨガのインストラクターさんを見ればわかると思いますが、経験の長いヨガインストラクターさんは皆さんスリムですよね。

ただし、ヨガの取り入れ方によって、効果を得られるかどうかは大きく分かれると思います。

なぜなら痩せるというのは「脂肪を燃焼する」ことです。脂肪を燃焼させるためには、適度な筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることが代謝を上げ、効果的なのです。

ヨガでいうと、呼吸をしながら動き続けることが有酸素運動の部分になり、筋肉に負荷をかけるポーズをキープすることが筋肉を鍛えること(筋トレ)になります。

例えば、立ちポーズを多く含むパワーヨガなどは脂肪燃焼にピッタリですが、陰ヨガなどリラックス系は痩身目的には向きません。あるまで心拍数も上げながら、呼吸も忘れず筋肉を動かしていくことが大切です。

『食事制限』でも痩せますが、その場合は「脂肪」だけでなく「筋肉」まで落ちてしまいます。また必要な栄養素が不足して、体の不調を招いてしまうケースも多く見られます。そのような状態が続いてしまうと、将来深刻なトラブルに見舞われる恐れもあるので、食事制限をする場合は医師や専門家の指導を受けながら適切に行いましょう。

ヨガの心理的効果

ヨガの心理的な効果は、ストレスの軽減リラクゼーション集中力の向上などがあります。

ヨガのポーズや呼吸法は、心身の緊張を解きほぐし、リラックス状態に導きます。また、瞑想やマインドフルネスの実践によって、心の安定や集中力の向上を促すことができます。

リラックス効果を得ることによって、精神状態が安定して感情コントロールをしやすくなるので、良好な人間関係も築きやすくなります。イライラしやすい時などは、呼吸法と瞑想を実践するだけでも、気持ちが落ち着いて眠りにもつきやすくなるでしょう。

また、ヨガをやることでセロトニンが増加すること、うつ症状が軽減することなどが分かってきています。

実際に病院や医療施設でも、心身バランスの崩れによる引き起こされる疾患等の治療補完として、ヨガを取り入れるところが増えてきています。

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ヨガの目的は何か?

約4500年前、ヨガは古代インドの哲学と宗教の一部であり、身体、心、魂の統一を目指す訓練でした。ヨガは悟りに至るための精神集中や、心の統一を伴う行法そのものを表していました。

一方、現代では身体的な健康も目的としたエクササイズを目的としたものが主流となっていて、古代インドのヨガとは別物と言えるでしょう。

ヨガの宗教的・哲学的な目的

ヒンドゥー教の修行であった伝統的なヨガの目的は、呼吸を整えて精神統一をはかり、また瞑想を通じて悟りに至るためのものでもありました。インドでいう修行は、人生をどう生きるかでもあり、自分自身と向き合い、精神を静かにして内観するということを目的としていたのです。

つまりヨガの実践によって、自己の内なる真理や存在の本質を理解し、内なる平和と幸福を見つけることが目的です。ヨガは個人の意識を高め、自己啓発や精神的な成長を促す手段としても利用されます。

ヨガの健康的な目的

ヨガの健康的な目的は、心身の健康バランスを促進することです。

ヨガのポーズや呼吸法は、筋力や柔軟性を向上させ、姿勢を改善し、内臓の機能を活性化させる効果があります。また、ヨガの瞑想やマインドフルネスの実践によって、ストレスの軽減や心の安定をもたらすことができます。

ヨガの目的は、精神面の成長と健康の促進にあります。個人の目標やニーズに応じて、ヨガの実践方法やアプローチが異なる場合もありますが、ヨガは身体と心の調和を追求する総合的な練習として広く認識されています。

ヨガの効果と目的を実現するための方法

ヨガのポーズと呼吸法

ヨガの効果と目的を実現するためには、ヨガのポーズ(アーサナ)呼吸法(プラーナヤーマ)が重要です。ヨガのポーズは、身体の柔軟性や筋力を向上させるだけでなく、内臓の働きを改善し、血液やリンパの流れを促進します。また、呼吸法は心身のリラックスやストレスの軽減に効果的です。

ヨガのポーズは、様々な種類があります。基本的なポーズから始めて、徐々に難易度を上げていくことで、身体の柔軟性や筋力を向上させることができます。ポーズを行う際には、そのポーズの効果を意識した体の使い方をすることが大切です間違った体の使い方で形だけ真似したポーズを行うとケガの原因になったり、十分な効果を得られない可能性があります。

呼吸法は、深くゆっくりとした呼吸を意識することで行われます。ヨガでは、鼻から息を吸い込み、口から息を吐く「鼻呼吸」が推奨されています。鼻呼吸によって、体内の酸素の取り込みが増え、リラックス効果が高まります。また、呼吸法を行うことで、心の安定や集中力の向上にもつながります。

ヨガの瞑想とマインドフルネス

ヨガの効果と目的を実現するためには、瞑想(ダーナ)マインドフルネス(正念)の実践も重要です。瞑想は、心を静め、内なる平穏を見つけるための方法です。瞑想を行うことで、ストレスの軽減や心の安定、集中力の向上などの効果が期待できます。

マインドフルネスは、現在の瞬間に意識を集中させることです。過去や未来のことにとらわれず、現在の状況に対して客観的に注意を向けることで、ストレスの軽減や心の安定、自己受容の向上などの効果があります。

また、マインドフルネスは日常生活の中でも意識的に行動することにより、大きな効果が得られるようになります。

ヨガの瞑想やマインドフルネスは、ヨガのポーズや呼吸法と組み合わせて行うことで、より効果的な結果を得ることができます。瞑想やマインドフルネスの実践は、ヨガの効果と目的を実現するための重要な手段となります。

ヨガの効果と目的を実現するための注意点

ヨガの正しい姿勢とフォームの重要性

ヨガの練習において、正しい体の使い方で行うポーズを行うことが重要です。

ヨガを行う上で念頭に置かなければならないことは、ヨガは競争でも真似事でもないということです。先生のポーズを目で見て真似するだけでヨガを続けていくと、本来得られるべき効果が十分に得られなかったり、怪我や故障の原因になったりしてしまいます。

形だけ真似るのが良くない理由は、体の作り柔軟性は個人個人で異なるからです。体格の大きい人や小さい人、手や足の長さ、股関節の柔軟性、肩関節の柔軟性、筋肉の付き方やその柔軟性、年齢の違い。それらの違いを無視した真似事ポーズは、体の筋肉や関節に思わぬ負担を与えてしまう場合があります。

ヨガを行う上で注意することは、個人個人の体格や柔軟性にあった正しいフォームや姿勢で行うことです。それを守ることで、怪我やケガのリスクを減らすことができます。

ヨガのポーズを行う際には、自分の身体の限界を理解し、無理な力を入れずに行うことが大切です。無理な力を入れることで筋肉や関節に負担がかかり、逆に効果を得るどころかケガをする可能性もあることを理解しておきましょう。

ヨガの練習の頻度と継続性の重要性

ヨガの効果を実感するためには、練習の「頻度」と「継続性」が重要です。ヨガは一度や二度の練習では効果を実感することは難しいですが、定期的に長く続けることで効果を感じることができます。

ヨガの練習の頻度は、自分の体力やスケジュールに合わせて決めることが大切です。毎日練習することが理想的ですが、忙しい人には週に数回の練習でも効果を感じることができます。

また、ヨガの練習を続けるためには、モチベーションを保つことも重要です。自分に合ったヨガのスタイルやクラスを見つけることで、継続的に練習することができます。

ヨガは家でも旅行先でもどこでもできることが魅力の1つです。ヨガを好きになり、例え1日10分でも毎日の生活の一部にしてしまえば、健康維持に繋がることでしょう。

RENYOGINI
RENYOGINI

RENYOGINIは、ヨガの講師〜ヨガスタジオ経営を経て、現在はヨガの情報発信を中心に活動しています。

これまで「ヨガは体の柔軟性が必要」「ヨガはヨガスタジオで行うもの」「ヨガって宗教っぽい」と、ハードルを高くしたり、嫌厭してしまう人の多さを目の当たりにしてきました。それはつまり『ヨガとは何か』が間違って人々のイメージになってしまっていると残念に感じています。

ヨガは決して特別な運動などではなく、普段無意識に人が行っている「呼吸」に意識を向けることから始まります。また起床時やリフレッシュのために本能的に行っている「伸び」の動作、両手を天井方向へ伸ばして体を上下に引っ張り合うあの動作も、ヨガに通じています。

つまり、古来から人が体のために本能的に求めてきたものが、一つの形として形成され、「ヨガ」として広がったと考えれば分かりやすいと思っています。そのことをお伝えしながら少しずつヨガを身近なものにしてもらうための情報を発信しています。

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